タビコ【旅行など】

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【今年も出た!涙】JR東日本の神フリーパス「キュンパス」の注意点やモデルコースを考察

JR東日本は12/10に昨年大好評であった「旅せよ平日!JR東日本たびキュン♥早割パス」通称「キュンパス」を2025年春にも発売することを発表しました。

www.jreast.co.jp

これは大変衝撃的なことで、鉄道開業150周年という大きな節目に記念として発売された今フリーパスは、昨今購入が可能な切符の中では群を抜いてコストパフォーマンスの高く、今回の再販には驚きを隠せません。

きっぷのルール

使用は平日限定で14日前までに日付指定が必要

このキュンパスは早割という言葉が商品内に含まれている通り、出発の二週間前には日付を指定して切符を購入する必要があります。また、日付の変更も変更先の14日前までに行う必要があります。

発売はえきねっと限定

キュンパスは駅のみどりの窓口指定席券売機での発売は行わず、オンラインサイトえきねっとのみの発売となります。えきねっとを利用する際には会員登録が必要です。

利用日は2月13日~3月13日の平日限定

キュンパスは上記期間の平日のみ利用可能となっています。休日を指定することは出来ないので要注意です。

1日間用は1万円・新登場の2日間用はなんと1万8千円

前回は1日間用のみの発売でしたが、今回は2日間用も発売されます。しかも2日間用に関しては値段が一日当たり千円安くなっております。すごい。

新幹線・特急の自由席なら追加料金ナシで乗り放題

これがこのキュンパスがここまで話題になる要因になっています。ほとんどのフリーパスは特急列車は特急料金を別で支払うか、そもそも特急列車は使用できないというものが殆どです(青春18きっぷなど)。ところがキュンパスだと新幹線・在来線特急の自由席は追加料金ナシで乗り放題!加えて指定席も一定回数まで追加料金ナシで予約できるのです。

全席指定のこまち号にも乗車可能!

1日間は指定席を2回まで・2日間は指定席を4回まで指定可能!

これが驚異的です。指定席が取れるため東北新幹線の最速達種別である「はやぶさ・こまち」や全席指定の「あずさ・ひたち」などの特急列車を利用することが可能です。また自由席のついている列車であっても混雑によって座れないというお悩みとは無縁となります。なお、指定席は原則乗車予定日1カ月前の10時から発売され、今回のキュンパスでは購入後すぐにえきねっとの方で座席指定が出来るという事です。きっぷがあれば駅の指定席券売機でも指定することが可能です。

全席指定の常磐特急「ひたち・ときわ号」

第三セクター路線もフリーエリアに入っている!!

この切符の凄まじいポイントは上記の内容に加えて、JR線ではない5つの第三セクター路線(三陸鉄道青い森鉄道いわて銀河鉄道北越急行えちごトキめき鉄道)も追加料金ナシで利用が可能なところです。これにより、在来線移動での制約が減るので旅程が大幅に組みやすくなります。

青い森鉄道の車両 猫が可愛い

昨年を踏まえたキュンパスの注意点

全席指定の列車は一カ月前の発売後すぐに埋まる

筆者も去年乗車日の3週間前ほどにはやぶさを指定しようと思いましたが、ことごとく満席になっていました。恐らく今年度のものに関しては去年よりも凄まじい混雑が見込まれると考えます。特に全席指定の新幹線「はやぶさ・こまち・つばめ・かがやき」と全席指定特急の「あずさ・ひたち」は発売直後から激戦区になると予想します。もし予定を早めに確定することが出来れば、発売直後に抑えてしまうことをお勧めいたします(涙)

このように×が並ぶ光景が…

列車によっては自由席が大混雑する

座席指定に回数制限があることに加え、上記のような状態で座席を指定できなかった乗客が自由席に流れます。特に新幹線の「やまびこ・とき・はくたか号」は大変な混雑が発生すると予測します。もし自由席利用であれば立席も覚悟した方がいいです。

大まかなモデルコース(1日間)(東京発着)

ではここからは個人的にオススメのモデルコースをご紹介します。まずは一日間用で東京発でご提案します。

無難に快適 仙台日帰り旅行(通常22420円(閑散期))

東京から仙台ははやぶさ号で約1時間30分とアクセスも良く、新幹線で往復するだけで1万円以上お得になります。仙台には名物の牛タンやずんだ餅、観光名所では日本三景が一つの松島などがあり、松島は仙台からJR線で片道40分ほどで向かうことが可能です。日帰りでも十分に満喫することが出来ます。

松島の日の出

駅周辺でコンパクトに堪能 平泉日帰り旅行(通常26560円)

源義経最後の地としても有名である岩手県平泉は東京から約2時間30分でアクセス出来ます。平泉観光の魅力は観光名所である中尊寺金色堂毛越寺などが駅から自転車でもアクセスできる位置にあるというコンパクトさにあります。平泉駅前にはレンタサイクルもあり、お得にお手軽に観光を満喫することが出来ます。

パワースポットに雄大な景色が癒しを与えてくれます

帰りに仙台で寄り道して、牛タンを食べて帰るというのも一つ選択肢としてあります。フリーパスが故の自由な旅行を楽しむ余裕があるはずです。

行きは特急帰りは新幹線でもOK ぶらり信州日帰り旅(周遊:15860円)

東京から信州方面へは行き方が大きく二つあります。まずは東京・新宿から甲府を経由して松本を目指す中央本線。もう一つは東京から高崎や軽井沢を経由して長野を目指す北陸新幹線。キュンパスであればどちらも使うことが可能です!

例えば、行きは新幹線で長野へ向かい善光寺観光を楽しむ。途中の軽井沢で途中下車してお買い物というのも乙でしょう。東京ー長野間は概ね1時間30分です。

善光寺

 

長野からは篠ノ井線にて松本を目指します。長野と松本の間の山脈を抜ける際には日本三大車窓の一つに数えられる姨捨駅周辺からの善光寺平の風景を楽しむことが出来るなど鉄道ならではの旅情を味わえます。また長野・松本エリアでは「リゾートふるさと」という観光列車が運転されており、信州地域の穏やかな風景を大変安い追加料金で楽しむことが可能です。

姨捨駅周辺からの風景

リゾートふるさと号


松本まで向かえば後はいくつも選択肢があります。名産のワインに酔いしれ特急で快適に東京に戻るもよし、小淵沢駅で途中下車して小海線に乗り換えて、八ヶ岳エリアの高原らしい景色を楽しみに行くも良し。甲府で城を見学するもよし…風光明媚な中央本線を満喫できます。東京ー松本間は特急で約3時間ほどになります。

観光時間も最低限確保!リゾートしらかみ日帰り堪能(通常34940円)

ここからは鉄道に乗ることを旅の至上の楽しみにしている方に向けてお勧めするコースになります。

リゾートしらかみ号は秋田駅から青森駅五能線経由でつなぐ観光快速列車です。この列車の特徴は何といっても五能線から望む美しい車窓にあります。海岸線に沿うように走る列車からは日本海を一丸出来るような壮大な車窓が楽しめます。特に夕日が沈む光景は息を吞むほどです。

道中下車が可能な千畳敷の光景

車内からはこのように雄大な景色を堪能できます


東京からこの列車に乗ろうという場合には、青森駅13:52発のリゾートしらかみ4号か秋田駅14:00発の5号どちらかに乗車することになります。どちらの駅もはやぶさ・こまち1号で向かえば概ね10時前後に到着することが可能です。なおどちらのリゾートしらかみに乗車しても東京行きの最終新幹線に乗車することが可能です。個人的には駅前に八甲田丸やラ・ワッセなど観光することが出来る施設が存在する青森駅を先に目指すことをオススメします。秋田駅は繁華街が駅から離れているため、時間がどうしてもシビアになります。

往年の勇士を残す八甲田丸 船内は博物館になっています

このコースの注意点として、リゾートしらかみ号は特定の日程でしか運転が無いことと人気な列車の為座席の確保が難しいこと、1000円程度の指定席券を別途購入する必要があるという3点にご留意ください。

超ハード!三陸鉄道乗り通しの旅

今回のキュンパスの大きな魅力として第三セクター路線も利用できるという点があります。今回は特に乗車難易度が高いと言われる三陸鉄道を乗り通すルートを紹介いたします。今回は八戸から南下していくようなルートをご提案します。

www.sanrikutetsudou.com

このルートに関してはほとんどの時間を列車の中で過ごすことになります。久慈駅気仙沼駅で1時間ほど乗換時間がありますが、これ以外はほとんど余裕時間がありません。また、この行程に関しては全ての行路に於いて乗り遅れるという事は出来ません。始発の新幹線に始まり最終の新幹線での帰宅となるので要注意です。また特に始発便は大変に混雑するので座席の早急な確保も必要になります。

行程表

6:32-9:21 東京~八戸(はやぶさ1号)
9:29-11:10 八戸~久慈
12:07-16:35 久慈~盛
16:50-18:14 盛~気仙沼
19:35-20:59 気仙沼~一ノ関
21:13-23:44 一ノ関~東京(やまびこ70号)【東京までの最終】

 

2日間用モデルコース

2日間有効のものになると自由度が格段に向上します。宿泊するもよし、一度東京に帰りよりお得に使うなど…選択肢はたくさんあります。

名湯を巡ろう 乳頭温泉酸ヶ湯温泉銀山温泉など…

東北には数多くの名湯があります。秋田の山奥にある秘湯乳頭温泉、青森の八甲田山中にある酸ケ湯温泉、山形にあり温泉街の持つ雰囲気が最高である銀山温泉などこのほかにも例を挙げようとするとキリがありません。

乳頭温泉郷 鶴の湯温泉(昨年キュンパスで赴きました)

キュンパスを利用して回るならば、基本的には北東北エリアの温泉を巡るのがお得です。回り方はいくつかありますが、新幹線駅などの主要駅からバスまたはレンタカーを使用することになるでしょう。温泉旅館に宿泊するのはまさに旅の醍醐味ですし、キュンパスがフリーパスであることを活かして日帰り温泉として入浴し都市部のビジネスホテルに泊まるという選択肢もあります。

観光時間はどこかで作って!JR東日本の新幹線全区間乗ってみようの旅

正直に2日間のフリーパスとなりますと選択肢の幅が広すぎて、記事を作るにも内容を厳選するのがしんどいという結論に至りました。そこで、ここからはこの切符を極限まで活用する術を考察します。

今回のキュンパスの魅力は自由席なら新幹線でも追加料金なしで乗り放題であるという事。これは週末パスという2日間有効の似たようなフリー切符には無い魅力的な割引になっています。ということでこれをフル活用。とにかく色んな新幹線に乗ってみようという算段です。下記ホームページの新幹線の欄を全制覇します。

www.jreast.co.jp

行程表(一例)

6:08~8:10 東京~新潟(とき301号)

8:22~11:57 新潟~秋田(いなほ1号)16280円

12:13~15:39 秋田~大宮(こまち24号)(指定)

15:49~17:14 大宮~上越妙高はくたか569号)

17:23~19:25 上越妙高~新潟(しらゆき7号)26150円

19:42~21:27 新潟~大宮(とき342号)

22:08~23:20 大宮~福島(やまびこ223号)16740円

二日目

7:48~9:55 福島~新庄(つばさ121号)4220円

10:05~11:45 新庄~鳴子温泉代行バス724便)

12:10~12:55 鳴子温泉~古川(陸羽東線

13:10~13:23 古川~仙台(やまびこ56号)3190円

13:53~15:29 仙台~新青森はやぶさ23号)(指定)11220円

15:50~19:04 新青森~東京(はやぶさ34号)(指定)17470円

(なお最終のはやぶさ新青森19:44~東京23:04)

2日間の通常合計金額 95270円(区間の分け方などは適当なので実際に発券すると区間の設定などで差額が発生する可能性があります)

考え方

来た道は折り返さないということを念頭にいれたルートになります。1日目は綺麗に接続が取れているのですが、それによって2日目のスケジュールに余裕が出るので、やろうと思えば観光することも可能でしょう。また、このルートはキュンパスをどれだけお得に使えたかという面で見ればすさまじい金額のアドバンテージを得ています。正直何回か関東に戻ってしまっているため、1日目だけを行うだけでも十分にキュンパスを楽しめると思います。

まとめ お得に旅を楽しむためには

今回の記事ではキュンパスの大まかな紹介やいくつかのモデルコースをご紹介いたしました。個人的には、旅程をきっちり詰めるならば1日間版、ゆっくり観光も楽しみつつ東北を回りたいという方には2日間版をオススメ致します。

東北は観光地に富んでおりますから、元を取ろうというよりは旅行で何を見たいか・楽しみたいかを先に考えてから旅程を組むことをオススメ致します。本当に元を極限まで求めれば、待っているのは茨・いや鉄の道です。

キュンパスという切符の有難みを痛感する苦行旅はこちらから

 

tibe.hatenablog.jp