萩の葉旅行記

大学生がケチケチ旅行する様を記録しています

【新型車両】飛騨へ一人旅 ①特急「ひだ」

多くの鉄道ファンに惜しまれながらキハ85系という世紀の名車両が引退し、次世代の車両であるHC85系が導入された高山本線。山岳路線たる車窓の中には飛水峡と呼ばれる隆々とした岩肌が続く名勝地があったり、雄大日本アルプスの山々を拝めたりとボリューム満点。

そんな高山本線で、下呂温泉高山市街地を観光してきましたので、その旅の振り返り記事になります。

18きっぷで岐阜へ

またいつものように18きっぷです。さすがに毎シーズンごとに利用すると東海道線の車窓も見慣れたものになってきました。品川から出発する始発の東海道線に乗車していきます。

贅沢な旅路を「ホームライナー」で

さて熱海からいよいよJR東海の管轄に入ります。東海と言えばこの車両、313系がお出迎えです。

さて、ロングシート自体はもう慣れたものですが、ボックスシートクロスシートのように前から後ろに流れていく車窓を楽しむことは出来ません。ちょっと勿体ない。

折角なので、欲に負けて追加料金を支払い特急車両に乗車します。

贅沢なことです

ふかふかで幸せです。追加料金330円の価値あり


まだ朝は早いですが、おそらく普段使いの方々が利用していました。窓際が8割埋まっているぐらいの乗車率です。

朝焼けの富士山 雄大すぎて言葉を失うほど

サクサク乗り換えて岐阜へ

さすがの東海道、静岡、浜松など名立たる主要駅にてサクサク乗り換えて一路西を目指します。豊橋からはいよいよ新快速の名が電光掲示板に表示されます。

クロスシートの快適性は段違いです。ビュンビュン駅を飛ばしながら岐阜を目指します。

岐阜から特急「ひだ」に乗車

さて岐阜からは乗車券と特急券を購入し新型の特急列車「ひだ」に乗車していきます。名古屋から堂々8両編成のひだ号が入線します。この特急は岐阜駅にて進行方向が変わるため、座席は進行方向とは反対を向いています。乗車率は8割から9割ほど。かなりの盛況です。

最新車両HC85系(下呂駅にて撮影)

真新しく近未来的な外装に見惚れつつ車内へ入ります。デッキは木の温かみを感じることができるもので、これから目指していく飛騨のイメージによく合います。

温かみある車内

座席も温かいオレンジ色。座り心地は東海道・山陽新幹線に投入されている最新型車両のN700Sを思い出させます。

飛騨路へ

列車は気動車特有のエンジン音と共に岐阜駅を発車していきます。ただ、このエンジン音もそこまで大きくないので静音性もかなりよいです。

窓は大きく、日よけがカーテンなので、前の座席の方がカーテンを閉めていても窓との間の隙間から広く景色を楽しむことが出来ます。

列車はしばらく岐阜北部の市街地を爆走し、途中名鉄線と並走したりしていると飛騨路の玄関口である美濃太田に到着します。ここから本格的に山岳地帯に突入します。美濃太田から飛騨川にそって進んでいくとすぐに、高山本線車窓のハイライトの一つ「飛水峡」に差し掛かります。川の流れによって削り削られた岩肌は「切り立った」という表現が似合うように迫力のあるもので、「甌穴(おうけつ」と呼ばれる穴が開いた奇岩が多く観察できます。

車窓の一部 なかなかうまく撮れず・・・

飛水峡は名古屋からであれば進行方向右側(A席側)からよく見えます。

そこからも高山本線は飛騨川を度々渡りながらどんどんと北上していきます。高山本線は単線であるため、途中列車行き違いのために停車します。対向の列車もそれなりに乗車率があってこの特急の盛況ぶりが伺えます。

岐阜から約1時間と20分、列車は日本三名泉が一つ、下呂温泉のお膝元である下呂駅に到着します。

次の記事では下呂駅周辺での観光を振り返ります