前回、18きっぷで大阪までやってきました。
ここから北陸方面に進んでいきます。
廃止になった乗り継ぎ割引切符を使う
さて朝早くから動き出し、大阪メトロにて新大阪へ向かいます。
大阪の朝の通勤ラッシュに揉まれながら移動していきます。
新大阪からは京都まで新幹線を使うことにしました。これは、ダイヤ改正によって廃止になる乗り継ぎ割引が適用された切符を記念に持っておこうと思ったためです。
上の写真を見て、あれなぜ乗車券が敦賀止まりになっているのだろうと感じた方もおられるでしょう。これは敦賀からフリーエリアになる神切符を使っていたためです。
神フリー切符「北陸おでかけtabiwaパス」(内容変更)
今回の旅行では、tabiwaというwester会員限定のデジタルフリーパスを使用しました!このフリーパスは1日間有効で、当時は震災直後の応援割が入りなんと990円で購入することが可能でした。このフリー切符の最大の特徴は、特急券を別途購入すれば特急列車に乗車することが可能であったことです。これはこの値段のフリーパスとしては破格のサービスとなります。
今では北陸新幹線の開業に伴い、金沢から西のエリアの利便性が少し悪くなってしまいましたが、それでも金沢から七尾線方面には特急列車が残っているため、向かう方面によっては十分お得な切符であると思います。
京都で乗り継ぎ1時間を満喫するには
さて京都には8時10分ごろに到着。今回乗車するサンダーバード9号の発車時間まであと1時間ほど余裕があります。さてどうするか。
個人的には東本願寺に徒歩で参拝することをお勧めします!
東本願寺は京都駅から歩いて10分ほどの場所にある巨大な寺院です。朝早くから参拝することが可能で、この時間であればまだ他の観光客も殆どいないのでさわやかな気持ちで寺院を楽しむことが出来ます。
少し急ぎ足でしたが概ね30分程度で一通り見て回り(本当はもう少し居たかったが...)京都駅に戻ります。
ゼロ番線から北陸へ
京都駅と言えばこの巨大な駅ビルが有名でしょう。私もこの建築が大好きで行くたびに思わず写真を撮ってしまいます。
京都駅から出発する特急列車は原則0番線から出ていくことになっています。日本一の長さを誇る長大なホームではすでにサンダーバード9号を待つ乗客たちの列ができていました。
サンダーバード9号は定刻通り京都駅に入線しました。ホーム上では多くの人々がその姿にカメラを向けていました。
この車両自体が廃止になることもありませんし、京都に乗り入れることも継続はしますが、このサンダーバード9号はダイヤ改正後のサンダーバードの終点となる敦賀駅などの主要駅を通過するためか、鉄道ファンらしき方の姿も多く見られました。
車内に入ると車掌さんが福井まで止まらない旨を再三放送していました。敦賀や鯖江などに向かう人がテキトーに自由席等に乗ってしまったらまずいわけですね。
列車は概ね定刻通りに京都駅を発車。車内は通路側もほぼ埋まっている程度の乗車率でした。サンダーバード号はいつも混んでいるイメージなので、こんなものでしょう。
列車は京都発車後すぐにトンネルを潜り、その後琵琶湖の西側に沿って敷設されている高規格路線である湖西線へ入ります。ここからサンダーバードの本領発揮。日本で一番表定速度(距離を停車時間等含め所要時間で割ったもの)最速の特急列車らしい風格を見せつけられます。
めくるめく変わる車窓をぼんやり眺めていると徐々に山肌が近づいてきます。途中近江塩津駅を通過すると列車はいよいよ北陸本線に合流し、敦賀へ向けて山越えを始めます。
列車はトンネルなどをいくつか超えると、いよいよ大注目の敦賀駅に差し掛かります。
サヨナラ放送
敦賀駅通過直前、ここで車掌さんから放送が入ります。
内容を軽く要約させていただきますと
このような内容を放送されていました。とても丁寧な放送で思わず聞き入ってしまいました。最高です。
列車は北陸トンネルに突入し、しばらくトンネルの中を進んでいくと、ついに日本海側に出ていきます。開けた田園地帯などでは北陸新幹線の立派な高架橋が車窓に現れ、数日であの線路にも多くの旅客列車が走ると思うと大変な期待とロマンを感じます。
列車は主要駅である武生や鯖江などを通過していきます。速達便の快適性に惚れ惚れしていると列車はいつの間にか福井駅に到着しました。
次回、綺麗な福井駅から恐竜博物館へ