萩の葉旅行記

大学生がケチケチ旅行する様を記録しています

【大人に変わったら】いざ北陸へ① 夜の大阪へ

毎年3月中旬には各鉄道会社がダイヤ改正を実施し、鉄道ファンは様々な情報に目を光らせながら現役を退く車両に別れを告げ、これからの時代を担う車両の登場に沸き立つのです。

今回、2024年3月のダイヤ改正では、北陸新幹線金沢ー敦賀間の延伸という日本の鉄道史に残る大イベントがありました。そしてその陰で、並行在来線となる北陸本線IRいしかわ鉄道とハピラインふくいという2会社の第三セクター路線に生まれ変わり、それに伴って往年の名特急であったサンダーバードしらさぎ号は運転区間を縮小し、ダイナスター号やおはよう・おやすみエクスプレスは運転を終了することになりました。

今回はダイヤ改正で大きく変わる北陸へ、足を伸ばしていこうと思います。

いざ西へ

さて早速西へ向かいます。

今回はスケジュールの都合上どうしても午後出発になってしまいましたので、大阪まで18きっぷで向かい1泊することにしました。

東海道を西へ下る行路は前にもご紹介していますので端折りながらご紹介します。

ショートカットしていきます

正直悲しい

夜の大阪へ

20時半過ぎに大阪駅に到着、ここからひとまずホテルのチェックインを済ませることにします。

いつも迷います

ホテルは船場にあるので、大阪メトロで移動していきます

無事チェックインして荷物を放り投げたらいよいよ夜の大阪へ向かいます。

最初に急ぎ足で向かったのは天ぷら大吉、場所は南海難波駅の高架下で堺筋線からだとまあまあな距離を歩くことになります。

 

なんとか到着。お昼をほとんど食べていなかったこともあり勢いにまかせ大量に注文してしまいました。

大ボリュームの天丼と名物のアサリ汁

海鮮系も旨いし野菜も旨いし(幸)

このお店の足元には貝殻が大量に落ちています。なんとアサリ汁の貝殻を床に直接捨てて良いのだそう。恐る恐る放り投げていきます。音が気持ちいいです。

さてお腹は限界まで膨らみ、あまりのボリュームに満足を飛び越えてしまっていますが、ここからどうしても行きたかった場所に向かいます。

まるで異世界 飛田新地

難波から歩いて日本橋の方に向かい、堺筋線に乗り込みます。

数分で動物園前駅に到着。このあたりは西成というあまり治安が良くないとされているエリアがあります。そのバイアスを抜きにしても、駅前から続く商店街の空気感は異様です。人がほとんど歩いていませんし、ずっと続くシャッター街の店看板などもどこか画一的で、心なしか足早に動いてしまっていました。

どこか重い空気感が漂う

動物園前駅から10分ほど商店街の中を歩き、逸れた脇道に目を向けてみると、突然江戸時代のような街並みが遠くに見えます。この景色もまた異様で、まるで吸い込まれるようにその街へ足が動きました。

 

並ぶ白い提灯のような店看板、並ぶ絶世の美女たち(本当にびっくりするほどかわいい)、歩いているだけで「お兄さんラストやで~」と声を掛けられ続けます。

どうやら飛田新地の店々は24時で一斉に閉店するそうで、飛田新地にある公衆トイレの中で蛍の光が流れていたのが衝撃的でした。

無数のお姉さんたちに見つめられ、胸躍りまくりの20歳男子大学生。ただ、お金がありません。15分で1万数千円・・・これは恐ろしい金額で、勇気のいる投資であるのだと・・・漢になるべき悩み抜きました。マリオカートよりも周回していたと思います。

結論として、緊張のあまり、店には入れませんでした。情けない。

ただそこで見た景色の数々には大いに価値がありました。日本国内とは思えない、ディープな世界がそこにはあったのです。

おどろおどろしい壁

堺筋線の終電は、随分と遅い時間まで動いてくれていて、24時を過ぎていてもホテルに帰ることが出来ました。

乗ったのは反対方向の正雀行・・・

その日は随分と気持ちよく寝れました。

次回、最速のサンダーバードで福井へ