タビコ【旅行など】

大学生がケチケチ旅行する様を記録したり、備忘録がてら旅行に関して色々書いています

【驚】身延山久遠寺へ③ 身延駅ー久遠寺前まで

甲府から普通列車、特急ふじかわを乗り継ぎついに身延駅に到着。

ここからバスにて身延山の麓を目指す

 

赴きある駅前通

身延駅の前には「しょうにん通り」と呼ばれる和風な商店街が整備されている。

詳しい歴史は下記のサイトに分かり易くまとまっているため、気になる方はぜひご参照ください。

www.yamanashi-infra.jp

バスにて身延山の麓へ

少し駅前をブラブラして富士川を眺めて、バスを逃したら終わりなのでちょっとだけ余裕をもってバス停で待機。

少し待っていると、のんびりとそのバスはやってきた。

身延駅前にて スタイリッシュ



思っていた以上に新しくきれいな車両で驚いた。

車内には私とおじさんと運転手さんの三人だけであった。

 

バスにて「門」を潜る

バスにてしばらく走っていると、「総門」という停留所が前の液晶画面に表示された。

すると前に随分と立派な門が現れた

バスから眺める総門 堂々たる



総門とは禅宗寺院の敷地の一番外側に位置する正門である。

そこからも結構バスに乗っていたので、どれだけ久遠寺が巨大であるかがよくわかる。

 

バスがまあまあ傾斜のある坂道に沿う形で形成された商店街に入ると、終点の身延山バス停に到着する。

 

ここから、いよいよ久遠寺の境内に入っていく。

 

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【快適そのもの】身延山久遠寺へ② 特急ふじかわにて鰍沢口駅ー身延駅

前回、甲府駅から普通列車鰍沢口駅までやってきた。

ここからはいよいよ山間の区間に入る。

本数もいよいよ少なくなるため、私はここで”ワープ”することにした

 

 

18きっぷ旅での「ワープ」とは

18きっぷの最大の特徴は「普通列車しかのれない」という点である。

この条件故に破格の値段設定がなされているわけだが、旅行中どうしても普通列車だけだと苦しい場面が存在する。

詳しくは別の記事で述べることとして、今回は「乗り継ぎが悪く、時間がない」という状況にある。今回乗っている身延線鰍沢口駅から普通列車の本数が一気に減る。

 

こうした場合どうするか、特急列車に乗るしかない。

特急に乗る場合、18切符は何の効力もないため、乗車券も併せて購入する必要がある。

こうしたことから「ワープ」と呼ばれるのだ。

 

鰍沢口駅から特急ふじかわに乗車

鰍沢口駅にて待つこと10分、そろりと列車が入ってきた。

ステンレスな車体に長い窓、やたら広い乗車口。

ヘッドマークには「ふじかわ」の文字が青く書かれている。

このふじかわ号は甲府から富士を経由し静岡まで向かう特急列車である。

鰍沢口駅にて 貫禄すら感じる



使用車両は373系と呼ばれるもの。通勤需要にも対応できるような構造で、実際に平日の朝夕に「ホームライナー」という通勤特急としても活躍している。

 

そんな特急に今回は鰍沢口駅から身延駅まで乗ってしまおう。

 

豪華な座席、車内設備

乗車してまず驚いたのは、座席の肉厚さ。

最近の特急列車では座席は薄くスマートなつくりになってきている印象を持っているが、この車両の座席は上品な赤色モケットも相まってかとてもゴージャスに見える。

しかも!フットレストがついているのだ!これは驚いた。

グリーン車でもないのにここまでするのかと感動。

しかも窓がデカい!山間の雄大な風景を満喫できるだろう。

373系の座席 優雅



もっと欲を出すならば、座席の背面にテーブルが欲しい・・・

ただひじ掛けの部分に格納型のテーブルはあるため、パソコン等を利用しなければ不満はないだろう。コンセントもない。

 

気持ちよすぎるモーター音

今回私は富士寄りの先頭車(3号車)に乗車した。

3号車はどうやらモーター車だったらしく、鰍沢口駅を発車した時のモーターの唸り方が最高に好みであった。

気持ちよすぎる。ふかふかの座席も相まって気分最高潮。

 

車掌さんから乗車券・特急券を購入し車窓を眺める。

 

山間の集落の中をのんびりと

鰍沢口を出ると車窓には山肌が迫ってきて、すぐにトンネルに入る。

そこから視界が少し開いては車窓に住宅が現れる。

 

列車は一つ駅を飛ばし、まもなく甲斐岩間駅に到着した。

 

そこからは左手に常葉川を眺めながら、より風光明媚な地域に入る。

 

列車は日蓮などが湯治をしたとされる由緒ある温泉郷の最寄りである下部温泉駅に到着。ここでは数人ほど乗降があった。

 

ついに身延駅

列車は下部温泉駅にて行き違いをしてからゆっくりと発車した。

分岐器を通過した際のジョイント音が心地よい。

ここからは右側の車窓の景色が開けてくる。

昔ながらの日本式住宅が、ほどよい間隔で立ち並ぶ中をのんびりと走る。

日差しが最高にきれいになってきた。

 

少し坂を下り、住宅の密度が高くなってくると目的地のホームが見える。

 

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【なんというかエモ】身延山久遠寺へ① 甲府駅ー鰍沢口駅

4月10日。

4月も中旬に差し掛かろうというこの日。

この日付はそう、春の18きっぷの最終利用可能日である。

丁度一回分残している私は、3月に行くことがかなわなかった桜の名所でも知られる身延山久遠寺に赴くことにした。

 

甲府駅から身延線に乗車

朝用事があったため、甲府には13:37に到着した。

ここから身延線に乗って途中の鰍沢口(かじかざわぐち)駅まで向かう。

身延線のホームは下り中央本線ホームの新宿寄りに小さく存在している。

甲府駅 身延線ホームは少し先にある

 

東海地区では見ないことはないこの顔。かわいい二両編成。

ローカルな空気を醸し出している。

鰍沢口駅にて撮影

 

ボックスシートに腰をかけながら

18きっぷ最終日でもあったので、結構混み合うかなと思っていたが、意外と乗客はそこまで多くなく、むしろ地元の学生の方が多かった。

こうした地域の日常をチラリと覗けるのも18きっぷ旅行ならではの楽しみである。

 

鰍沢口駅手前までは住宅街をのんびりと

さて列車はボックスシートに丁度二人ずつ腰かけるほどの乗車率で甲府駅を発車。

出発してすぐ次の駅である金手(かねんて)駅の放送が入る。

地域密着型なローカル路線の片鱗をここで感じる。

 

このあと終点まで、住宅街の中をのんびりと走る。

途中駅で乗客の乗り降り等あるものの、終点に近づくにつれてだんだんと乗客は減っていき鰍沢口到着時には自分含めて4人にまでなった。

 

急にローカルな鰍沢口

14:51に終点の鰍沢口駅に到着。一番前のドアだけが開く。ん~ローカル。

降りてまず驚くのは、山がとんでもなく近いということ。

これまで住宅街をひたすら走っていた手前、この衝撃はすごい。

 

駅前の空気感もたまらない。

古びた建物に小さなコミュニティーバス。建物の蔭には田畑が広がる。

青々とした山と田に挟まれて、とてつもなく朗らかな気持ちになった。

鰍沢口駅前の様子 雲一つない青空



ここから、”ワープ”して身延へ向かう。

次回:快適すぎる特急にて

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